11 Apr 2015

始まり

1992
この年だったと思う 夏あるいは秋,
故郷を遠く隔てた寒冷地にいた時,  誰かが私を訪ねてきたことがあった
私はそのことを後から,  同じ建物に住む友人から伝え聞いた
私は留守だった

管理人はその件を私に伝えなかった
この頃,  やはり私の留守中に父が来て、その際は私に伝えに来たから
管理人は親族でない来訪者を 重視していなかったと思われる
私はその来訪者が残していったものがないか 探したが見つからなかった


同年,  あるいはその前年だったろうか, 
私宛に実家の住所へ差出人不明の年賀状が届いたことがあった
現在ならば、ハガキが区分機を通るとき,  透明バーコードが印字される
それは宛先と共に引受局を示す数字であり、解読すれば投函された地域が分かる

そのハガキはもう無いし、届いたのはシステム導入前だから
もう追跡はできない

来訪者とその賀状の関連は不明


そして長い時間が経過した
誰か分からないその来訪者はもう生きていないかもしれない
でも,  もし生きているならば
いつかこのブログにたどり着き,  読むかもしれない
そう思った 


私は今までネットから多くの情報を得て来たし, これからも得るであろう
受信するばかりでは公正でないと思い始め, 
2015年から Bloggerに投稿を始めたが,  私の記述が 読者の役に立つのならば,
この上ない喜びとなるであろう

iustitia
2020/10/11