4 Nov 2020

描かれた水神展

文化の日に小山市車屋美術館に行った(無料公開日)

久々にMC-1で輪行した
美術館は 国道4号線に面していて,  JR間々田駅西口から自転車で数分で着く
駐車場の一角に駐輪場がある

入場に際し, 検温があり その後 靴から備え付けのスリッパに履き替える必要がある     長い靴ベラは使いやすい

写真撮影は一部を除き不可
小さい施設であり, 併設する小川家住宅の見学を含め, 滞在時間は35分程だった




1 <鯉> ,   2 <藤花游鯉>

左側が美術展示室, 右側に小川家住宅がある





-企画展で印象に残った2点-

1 <鯉> 
齊藤 鷗舟  :紙本着色/個人蔵

構図, 魚の表現, 共に素晴らしい
漫画絵に近い表現で, 完成度が高い
この魚は生きた目をしている
龍になれるだろう


2 <藤花游鯉>
平福 穗庵  :紙本墨画淡彩/秋田県立近代美術館蔵

藤の下にいる魚の, 背から頭にかけての面の捉え方, 水中の
ヒレの有り様は写実的であり, この作家の技術は高い
ただ, 目に表情を付け過ぎである
二魚共に,  点額魚 (龍になれなかった魚, 科挙に落ちた者) に見える

いづれも見応えがあり,  見に来てよかった



-小川家住宅-

薄暗く,  天井が低い明治の住宅は 住むには不都合である
1Fの漆喰塗り天井の唐突さに驚愕し, センスの無さに居心地が悪くなったが,
縁側の窓の歪んだガラスを支える木枠には懐かしさを感じた

許可を得て,  屋内から外を撮った


2F 北

1F 南/前庭


栃木県小山市乙女3-10-34
0285-41-0968

開館時間: 9:00~17:00
休館日: 月、10月23日、11月4日
JR間々田駅西口徒歩5分